しもつかれ 栃木県の郷土料理

酒粕をいただいたので、栃木県の郷土料理である、しもつかれを作りました。
旧暦の初午に、お赤飯とともに屋敷稲荷にお供えする行事食です。


昔は年末になると、塩鮭一本を贈り合う習慣があり、身を食べた残りの頭で作っていました。
今はその習慣はなくなり、こぶりの頭だけが売られています。
残り物はこの鮭ではありません。節分の豆まきの残りの炒り豆、酒粕は酒をしぼった残り物、大根も晩秋に収穫して、冬の間に食べ続けた残り。など、あとはこの時期に余っているものを一緒にして作った料理です。

食べ物を無駄にしないで食べつくす、昔の人の知恵がいっぱい詰まっています。

呼び名は地域によっても違いがあります。
「しもつかれ」「しみづかり」「すむつかり」などなど。
今回は、切り身で作りました。
塩をして水分をふき取り、酒を降って焼いた鮭をほぐします。
おろしたニンジンと大根、板酒粕、みりん、砂糖で味付けて、煮込みます。
鮭と大豆をあわせて出来上がりです。

大根など剥いた皮は、天日干しにして切り干し大根にしています。
こちらにも、レシピを掲載しております。
よかったらご覧ください(^-^)

音楽家・料理家レナのofficial site

一人一人の感性を大切に、様子に応じて楽典やソルフェージュも取り入れてレッスンしております。 ピアノ、声楽、楽典、ソルフェージュ。 音を楽しみながら心を豊かに♪ 素材の味を活かし春夏秋冬を五感で楽しめるようなお料理やお菓子。 日本各地の郷土料理、クラシック音楽家の愛した食事の再現や彼等が訪れた国の郷土料理など芸術と食を繋げ、その魅力も発信。 おいしく 楽しく 健康に♪

0コメント

  • 1000 / 1000