アールグレイバームクーヘン
ドイツの代表的なお菓子である、バームクーヘン。
お祝いのパーティーでは一本丸ごと飾り台にのせて飾られていました。
16世紀末までは、薄く生地を焼いて巻きつけて作ったようですが
17世紀から18世紀においては、芯棒を直火の上でまわして生地をかけながら
焼くという方法に変わっていきました。
ごつごつした凹凸のあるバームクーヘンが正式なものでありましたが、
これは熟練した職人のみ作れたそうです。
そのお祝いの席にあったバームクーヘンと祝宴の雰囲気をさらに盛り上げるために重要だったのは音楽。
流れていた音楽としてあげられるのが「ターフェルムジーク」という、饗宴や祝宴を目的として作られた曲です。
ドイツの作曲家であるゲオルク・フィリップ・テレマンは、オルガン奏者、オペラ等を作曲する作曲家、そして音楽監督なども兼任した人物ですが
彼の作曲した曲集の中には「ターフェルムジーク」があります。
市の音楽監督もしていた彼は市が主催の祝宴や饗宴の参加はもちろんですが
彼の作曲した曲も演奏されていたことでしょう。
そんなターフェルムジークが流れる中で愛され、食されてきたバームクーヘンを、アールグレイを入れて作ってみました。
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